アプリを作る前に答えるべき5つの質問

頓挫するアプリプロジェクトの多くは、最初の1行のコードを書く前から問題を抱えています。この5つの質問で早期に見つけることができます。

優れたアプリのプロジェクトは、デザインやコードを書くずっと前から始まります。予定どおりにリリースできるチームは、まずいくつかの短い質問にわかりやすい言葉で答え、それを書き留めているものです。ここでは、私たちがすべてのプロジェクトで尋ねている5つの質問を紹介します。

具体的に、誰のためのものですか?

「誰でも」はターゲット層ではありません。成功するアプリは、特定の状況にいる1人の人物から始まり、その人に向けた並外れた価値を提供します。その人物像を書き出し、その人がアプリを使う代わりに現在何をしているかを書き留めてみてください。

現在の代替策を説明できないなら、デザインを考えられるほどには課題を理解できていません。代替策こそが真の競合です。表計算シートやグループチャット、紙の書類は無料ですぐ使え、すでに定着しているからです。

果たすべき「たった1つの役目」は何ですか?

成功しているアプリにはどれも、スマートフォン上の他のどの手段よりも優れている役割があります。それを1文で表してみてください。その役割に直接つながらない機能は、バージョン2以降に回せます。

役立つテストがあります。アプリをインストールした後の最初の1分間を説明してみてください。その1分間でその役目を果たせないなら、最初のバージョンでやろうとしすぎています。

そもそもアプリである必要がありますか?

表示の速いウェブサイトでも、驚くほど多くのことができます。開発コストを抑えられ、あらゆる端末で動き、ストアの審査も不要です。アプリが真価を発揮するのは、ウェブでは難しい領域です:

  • ユーザーが本当に受け取りたい通知
  • オフラインでの動作
  • カメラや位置情報など、頻繁に使う端末機能
  • アプリストアを通じたワンタップ決済
  • ホーム画面からワンタップで起動できること

これらが必要ないなら、まずはウェブから始めましょう。ユーザーがリピートしてくれることを確認したあとで、アプリを作っても遅くありません。

リリース後はどうしますか?

AppleとGoogleは毎年新しいOSを提供し、ストアの規約はそれ以上の頻度で変わります。誰も面倒を見ないアプリは静かに老朽化していきます。ログインできなくなったり、新しい画面サイズで表示が崩れたり、必須の更新を見落としたりします。

最初から維持費の予算を確保しておきましょう。毎月の更新と監視に少額を充てるほうが、2年後に緊急で作り直すよりもはるかに安く済みます。

成功したかどうかをどうやって判断しますか?

開発を始める前に、2〜3個の指標を決めておきます。たとえば毎週再訪するユーザー数、完了したタスクの数、定期購入の登録数などです。3か月後と6か月後に「順調」とはどういう状態かを決めておきましょう。

そうすることで、その後のあらゆる判断がシンプルになります。誰かが新機能を提案したとき、「それは決めた指標のいずれかを伸ばせるか?」と問えばよいからです。

まとめ

誰のためのものか、たった1つの役目は何か、なぜアプリでなければならないのか、誰が面倒を見るのか、どうやって成果を測るのかを書き出してください。この5つに1ページで答えられれば、着手する準備は整っています。答えられないなら、その1ページをまとめることが最初の作業です。喜んでお手伝いします。